カルピス、乳酸菌L−92株がインフル感染抑制、ヒト介入試験で確認

カルピスは、自社保有の乳酸菌「ラクトバチルス・アシドフィルス L−92株」について、鹿児島大学とスディックスバイオテックと共同して、インフルエンザの感染抑制と、風邪様症状の緩和作用があることをヒト介入試験で確認した。同株を配合したヨーグルトの摂取により、被験者のウイルスの濃度が減少したほか、高熱発生の減少、また鼻づまり、咳などの風邪様症状が軽減されることが分かった。
試験は、2010年12月暮れから11年2月中旬までの8週間、約220人の被験者を対象に、摂食による作用を調べた。L−92株を配合したヨーグルトを毎日100グラム食べるグループ(111人)と、食べずに通常の生活を続けるグループ(110人)に別れてもらい、高感度インフルエンザA型ウイルス検査法で、毎週、唾液試料などを検査。試験中、38度C以上の発熱をした被験者の人数を解析し、また被験者へのアンケート聞き込み調査により、自覚症状の違いを解析した。陽性と擬陽性の被験者は101人(摂取グループ47人、対照グループ54人)、陰性と擬陰性は106人(摂取グループ62人、対照グループ44人)。
この結果、(1)被験者の唾液中から採取したインフルエンザウイルス濃度は、摂取グループだと対照グループに比べ、有意に低下(2)インフルエンザ感染が疑われる被験者で、38度C以上の高熱を示した被験者のうち、摂取グループは有意に発熱が抑制(3)風邪様症状の自覚症状では、鼻づまり、喉の痛み、咳、悪寒、倦怠感などが相対的に軽くなる−ことが分かった。
これまで、同株には、花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎アトピー性皮膚炎の症状緩和作用のあることを確認。またモデル動物では、インフルエンザ感染による症状の抑制を確認していた。
(化学工業日報社 2011.7.18)

オッズ比≒0.62(n=207)と聞くと、そこそこ効果がありそうな印象。
インフル感染、花粉症、アレルギー性鼻炎アトピー性皮膚炎と並ぶとなると、腸内細菌叢の改善を通して免疫機能が強化されているんだろうか?
それでは例えばヤクルトでなくてミヤBMとかラックビーとかでも同様の傾向が見出せるだろうか?
疑問に思うんなら自分で試験してみろと?
そ、そうですね。てけてんてんてん…