皮膚に貼って効果長持ち インフルワクチン

皮膚に貼る方法でインフルエンザの不活化ワクチンを接種すると、従来の筋肉注射よりも効果が強いまま長持ちさせられることを、米国の研究チームがマウスの実験で確かめ、11日付の英科学誌に発表した。 病原体を攻撃する免疫応答に関わる細胞が、筋肉よりも…

愛知・はしか 年初以降19人 昨年比14人増、速いペース

県医師会(妹尾淑郎会長)は、今冬の県内のはしかの流行状況(23日現在)を発表した。年明けからの患者数は19人で、例年より速いペース。伊藤宣夫理事は「どこの地域で流行しているかなど特徴がまだ見えにくい。じわじわと広がっていくと思われるので、…

「発症後5日間」を追加 インフルの登校停止基準 文科省、4月施行へ

もの凄く久しぶりの更新。 文部科学省は16日、児童生徒や学生がインフルエンザを発症した場合の小中高校や大学の出席停止期間について、「解熱した後2日間」としている現行基準を「発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日間」に見直す方針を決めた。 発…

インフルエンザ シーズンイン

厚生労働省から第40週(10/3〜10/9)のインフルエンザ発生動向が発表になり、沖縄県で今シーズン初めて流行の目安となる定点当たり1.0人を突破。 今年もインフルのシーズンが始まるようです。今週多かったのは沖縄1.97(前週0.83)、佐賀0.46(0.00)、山口0.39(0.…

インフルワクチン出荷遅れ 北里第一三共

厚生労働省は12日、北里第一三共ワクチン(埼玉県)が今冬の流行期に備えて製造中のインフルエンザワクチンの一部で品質に問題がある可能性があり、予定していた9月中の出荷が遅れると発表した。 ただしほかのメーカー3社の出荷態勢は整い、十分な量のワ…

全A型に作用する抗体発見 インフル予防薬開発に期待

「H1」や「H3」などの型にかかわらず、すべてのA型インフルエンザウイルスに作用する抗体を、藤田保健衛生大(愛知県豊明市)などの研究チームが発見し、25日までに米科学誌ジャーナル・オブ・ビロロジー(電子版)に掲載された。 同大の黒沢良和(く…

ヨーグルトでインフル感染率が大幅低下

R―1乳酸菌を含むヨーグルト飲料を飲んだ小中学生はインフルエンザの感染率が低かったとの調査結果を有田共立病院(佐賀県有田町)の井上文夫病院長が9日、東京都内のセミナーで発表した。 昨年10月〜今年3月、同町内の全小中学生約1900人にR―1乳…

今シーズンのインフルワクチン株決定

FDAから今シーズンのインフルワクチン株が発表になったとのこと。*1 A/pandemic(H1N1)2009 A/Perth/16/2009(H3N2) B/Brisbane/60/2008 の3種だそうで。 Bを2種含む4価ワクチンも今後は検討されてくるという話もありますが、とりあえず今期はこれで。 今期…

H.Pylori除菌療法、ランサップ×2週がベストか?

Lancetにて本日掲載の論文。*1 2009年9月〜2010年6月、中南米にて21〜65歳の患者1463名に対してランダム割付試験。(ただしブラインド試験ではない) 1:ランソプラゾール+アモキシシリン+クラリスロマイシン×14日(n=488) 2:ランソプラゾール+アモキシシ…

カルピス、乳酸菌L−92株がインフル感染抑制、ヒト介入試験で確認

カルピスは、自社保有の乳酸菌「ラクトバチルス・アシドフィルス L−92株」について、鹿児島大学とスディックスバイオテックと共同して、インフルエンザの感染抑制と、風邪様症状の緩和作用があることをヒト介入試験で確認した。同株を配合したヨーグルト…

新たな臨時予防接種の創設

【感染症エクスプレス​@厚労省】Vol.07より 本日、予防接種等の改正法が成立。 一昨年のような、病原性の高くない新型インフルエンザが発生した場合に備え、予防接種法に、これまでの「定期接種」「臨時接種」に加え、「新たな臨時接種」の類型が加わります…

インフルエンザウイルスばらまき期間に関する報告

子どもがflu A/H1N1/2009に感染した後どのくらいの期間、周囲にウイルスをばらまくことができるかという論文。 n=74で鼻咽頭からウイルスを検出して検討。 発症から3日後では全例陽性、11日後で21.6%、15日後でも13.5%が陽性反応。15日以降は全例陰性。 …

第23週(6/6〜12)IDWRより部分抜粋

全数報告感染症 3類→腸管出血性大腸菌感染症 三重県4例、愛知県2例 4類→レジオネラ肺炎 三重県1例 定点把握対象の5類感染症 溶連菌が増加傾向で定点あたり2.54。 感染性胃腸炎は定点あたり5.61で減少傾向。 水痘は定点あたり2.09で増加傾向。うちの事…

新しいメカニズムの抗インフル薬を承認申請 富山化学工業

富士フイルムのグループ会社である富山化学工業株式会社(東京都新宿区、菅田益司社長)はこのほど、従来の抗インフルエンザウイルス薬とは異なる新しいメカニズムを有する薬剤について、厚生労働省に製造販売承認申請を行ったと発表した。 .富山化学工業が…

信頼できそうな肩書でバカなこと書くのはやめてくれるかな!

Q&A 感染症拡大が心配…初期症状見逃さない 公民館に避難しています。人が密集し、風呂も入れずトイレも水を流せない中、感染症の拡大が心配です。何に気をつけたらいいでしょう。(茨城県大洗町・45歳女性) この時期の感染症で気をつけたいのはインフ…

ペラミビル治療患者からH275Y耐性ウイルスを検出

肺炎により入院した5歳の幼稚園児、flu A/Bともに(−)、マイコプラズマ(+)にてマクロライドで治療。 入院3日目に呼吸状態が悪化したため再度迅速診断キットを使用、flu A(+)となり、ラピアクタ点滴。 その後ステロイド等で治療して9日後に退院。 ラピア…

タミフル耐性A/H1N1pdm

イギリスの研究者さんが外来インフル患者からもタミフル耐性A/H1N1pdmが見つかったとの報告。 昨シーズンのタミフル耐性A/H1N1pdmは全例が免疫抑制状態か入院患者だったことと比較して、市中にもタミフル耐性ウイルスが拡がっている可能性(+) 市中インフ…

鳥インフルエンザ発生マップ

日本国内でも鳥インフルエンザの感染例を散見するようになってきたたなぁと思っていたら、農林水産省のHPに分かりやすい資料があったんですね。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/pdf/1101_jpn_map.pdf 引き続き要モニタリング。

H1N1pdmとH3N2の掛け合わせで毒性強化?

オランダの研究者さんが実験室的にH1N1pdmと2009H1N1、H3N2を掛け合わせてフェレットに感染させて毒性をみた研究。*1 H1N1pdmとH3N2を掛け合わせたときにH1N1pdm単独よりも呼吸器症状が重症化する傾向にあったようだ。 両者の掛け合わせはあくまでも実験室レ…

インドネシアで豚由来fluA/H5N1 virus検出

インドネシアでの調査にて、鳥から豚へとfluA/H5N1 virusが伝播していることが分かったとのこと。 H1N1と同じく、豚に対してはH5N1も無症候性であり、さらにこれらの内の一部は既にヒトに対して感染する能力を獲得しうる状態に変異しているとのこと。 去年の…

インフルエンザ全国流行 A香港型が主流

国立感染症研究所は24日、全国約5千の定点医療機関から報告された13〜19日の1週間のインフルエンザ患者数が6758人(1医療機関当たり1・41人)になったと発表した。全国的な流行入りの指標である「1医療機関当たり1人」を上回った。 厚生労…

日本感染症学会の新型インフルエンザに関する2010年総括と今冬に向けた考え方

12/3に下記にて発表されておったようです。 http://www.kansensho.or.jp/influenza/101202_thinking.html とりあえず大事なことは1点に集約される。 「今後も油断せずに感染予防に努めること!」 予防接種、手洗い、うがい、咳エチケットetc.etc.ですね。

富山・高岡で鳥インフル疑い…死んだハクチョウ

富山県は17日、高岡市営高岡古城公園動物園で死んだコブハクチョウ2羽のうち1羽から、簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。 高病原性インフルエンザ感染の疑いが強まれば、県は検体を動物衛生研究所(茨城県つくば市)に送り、最終的…

赤ちゃんに副作用みられず タミフル服用の妊婦調査 学会、163人を分析

昨シーズンに新型インフルエンザに感染し、治療薬タミフルなどを服用した妊婦と生まれた赤ちゃんに、服用との因果関係が考えられる副作用はなかったとする調査結果を、日本産科婦人科学会が2日までにまとめた。 妊婦163人を分析した中間報告。学会はさら…

備蓄ワクチン新たに製造 H5N1インフルエンザ用

厚生労働省は29日、アジアを中心に鳥から人に感染し、死者も出ている鳥インフルエンザ(H5N1)が新型インフルエンザとなる場合に備え、新たに備蓄用のワクチン約1千万人分を製造していることを明らかにした。 厚労省は2006年度以降、H5N1のワ…

新型インフル対策弾力的に 政府の行動計画改定案

政府の新型インフルエンザ対策行動計画について、厚生労働省の専門家会議は29日、ウイルスの感染力や地域の状況などに応じた弾力的な運用を可能にする改定案に大筋で合意した。昨年発生した新型への対応で硬直的な点があったことなどの反省から見直した。 …

新型インフル「せき先行」は肺炎の危険信号

新型インフルエンザで肺炎に至る小児患者は、発熱よりせきが先に出る場合が多いとの調査結果を、大阪医科大の河上千尋助教(小児科)らが27日、仙台市での日本小児感染症学会で発表した。 肺炎の兆候の早期発見につながる可能性がある。 調査は、昨年秋ご…

ワクチン接種ヒブワクチンなど、愛知・日進市が全額無料化 来年から0-4歳児

任意予防接種となっているヘモフィルス−インフルエンザb型菌(Hib=ヒブ)と小児用肺炎球菌の2種類のワクチン接種について、日進市は来年1月から0〜4歳児の市民は全額無料とすることを決めた。30日開会の市議会12月定例会に提出する補正予算案に…

ノロウイルス猛威…感染性胃腸炎、昨年の3倍に

下痢や嘔吐を繰り返す感染性胃腸炎の患者が急増し、流行期を迎えたことが、国立感染症研究所の調査でわかった。 ノロウイルスが主な原因とみて、手洗いなどの徹底を呼びかけている。 全国約3000の小児科から報告された感染性胃腸炎の患者数(今月8-14…

大阪で新型の耐性肺炎桿菌検出

厚生労働省は18日、多くの抗生物質が効かない酵素「KPC」を作り出す新型の多剤耐性肺炎桿(かん)菌が、松下記念病院(大阪府守口市)に入院中の40代男性から検出されたと発表した。 この酵素を持つ肺炎桿菌は、欧米で感染が広がっているが、国内では…